ワーデンのモールド
今年の2月と3月に紹介した記事、ランプ制作のすすめ(アップルブロッサム)1、ランプ制作のすすめ(アップルブロッサム)2、ランプ制作のすすめ(アップルブロッサム)3で使用したランプモールドと型紙はワーデンというメーカーの商品になります。
また以前にフローラルデザインのステンドグラスランプ作りという記事もご紹介しましたがこちらもワーデン製のモールドと型紙を使用しました。
私もお客さんの問い合わせで気が付いたのですが、そのワーデンの製品はすでに廃盤となっておりました。私も当時の情報を見逃していたようで2~3年前?にワーデン社は事業の停止を決め製品の生産をストップしたようです。
えっ…あのワーデンが?というのが正直な感想です。それくらい教室では当たり前のように使われている製品でした。
特に小ぶりの7インチ規格(直径約18cm)のランプは生徒さんが作るのに手頃なサイズだったのにな~という感じです。
オデッセイモールドについて
問屋さんで確認したところ現在安定して販売しているランプモールドはオデッセイというメーカーだけになるそうです。コンチスタジオモールドというものもカタログには載っているのですが問屋さんの言い方からするとあまり安定して入っている商品ではないのでしょうね。
ちなみにオデッセイのランプモールドは10インチ(直径約25cm)くらいからはじまるのでそこそこのサイズになります。良いメーカーなのですが付属品等も含め、いかんせん少し高級なものが多いです。
一応オデッセイ製モールドの使用感をお伝えしておきますと製品は樹脂製で耐火性能があるためワーデン製のモールドのように発泡スチロールが溶けるといったようなことはなく、仮止めで外すということはせずに表面をしっかりと仕上げたうえで取り外せます。
当然繰り返し使うことが可能で、デザインが彫り込まれているので下準備等がなく楽ちんで(ワーデンはモールドに図面を貼るところから)しっかり作ることができます。ただ彫り込まれているということはクレマチスのランプモールドだったらクレマチス専用ということになります。
気になる点を挙げておきますと全部が全部ではないと思いますがモールドに彫り込まれた図面と用意されている型紙の形が全然合わないものがあります。正直最初はオデッセイのモールドを使えば綺麗にランプができると思ったものでしたが、いざやってみるとそういうことではないということがよく分かりました(笑
結局こだわって作りたい人はモールドメーカーを信用しすぎず、癖を分かったうえで作業をしないとダメですね。
まとめ
現在はとりあえずこのような状況の様です。これからティファニーランプ制作を始めたいという人はオデッセイモールドで作るか、もしくは自分でモールドを探しデザインをするかということになりそうですね。
もう少し世の中が落ち着けば別の会社から新しいモールドは作られることもあるでしょう。とりあえずワーデンの小型のランプ制作、もう作れないなんてさみしいので(現在使用しているモールドはありますけど)なんとか出来るように考えてみようと思います。
うまくいったらまたご紹介します。
それではお読みいただきありがとうございました(*^-^*)