初級者お勧めの道具3
ステンドグラスの道具や消耗品の紹介ページです。あと個人的な雑感を添えて♪
オイルカッター
一般的には直線兼、曲線用カットのスリムヘッドタイプと呼ばれるものですがステンドグラスのデザインは曲線のものが多いためこちらが主流になります。
本来はガラスカッターの中に専用のカッターオイルをいれて使用をしますが、オイルの量の調整がしにくいため、当工房ではガラス瓶にミシンオイルを含ませたスポンジを入れておき、ちょいちょいとつけて使うようにしています。
カッターオイルはサラダ油や灯油で代用可能かとたまに聞かれますが、代用するなら100円均一などで売っているミシンオイル、機械オイルがお勧めということです。サラダ油は粘質でつまってごみがたまりローラーがだめになる、灯油は頭が痛くなる、不快という問題があります。
こちらのタイプはヘッド(ローラーの付いた刃の部分)とボディが交換できない使い切りタイプとなります。
少し経験を積んで愛着のあるガラスカッターを1本持ちたいのならばヘッドの交換が可能なTC10タイプをいずれ持つとよいのではないでしょうか。
オイルカッターTC1 2,090円(税込み)
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フレッチャーグリップ
ガラスカッターで切れ目をいれると傷跡が残ります。これを”スコア”といいます。
そのスコアに対してフレッチャーグリップをまっすぐ合わせて握りこむとテコの力が働き、ガラスを割る力を加えてくれます。
あくまでこの道具は直線割り用の補助具なので、これだけですべてのガラスを割って作業をすることはできません。といっても最初の頃はガラスを手で割ることに抵抗があったため、その間助けられたことをよく覚えております。
フレッチャーグリップ6インチ 3,630円(税込み)
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フレッチャーグリップ8インチ 3,850円(税込み)
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ブレーキングワニ口(ガラスプライヤー)
こちらはスコアを入れたガラスを割り取るのに使用をします。
直線、曲線といずれのケースでも使用可能で細かい作業をする時には手元にずっと置いておくことになるくらい使用率は高いです。
このようなペンチのような形状の工具をアメリカではプライヤーというそうです。
ガラス用のプライヤーはワニ口と呼ばれる形状をしており、口元にあたる金属部分がまっすぐなほうが上面、湾曲しているほうが下面として使用をします。
これは握りこんでもガラスが割れにくく、しっかりとつかむことができ、ガラスを割り取るのにも力を加えやすい作りになっています。
幅の広いタイプと狭いタイプとがあり基本的には用途に合わせて両方を使用しますが、あえて一本だけ選ぶということならば自分ならば狭いほうを選択します。
一応2本あるとよいメリット、裏技的な使い方としては幅の広いタイプでガラス(割れてほしくない方)をつかみ、幅の狭いほうで割る。その際なるべく工具同士が向かい合わせになるように。手でつかみにくい小さなピースほど有効になります。
ブレーキングワニ口 CJ-WA(幅の広いほう)1,562円(税込み)
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ブレーキングワニ口 CJ-S(幅の狭いほう)1,485円(税込み)
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ルーター(ガラス研磨機)
切ったガラスのバリを落としたり、形を整えたりするのに使用をします。ステンドグラスに必要な道具の中で一番高価な部類に当たると思います。
アメリカから輸入している商品のため120Vの三又形状のプラグになっておりますのでこちらでは変換プラグをお付けしております。
使うときにトレイの下に必ず水を入れ、水を吸い上げるスポンジを忘れず付けること。その日の作業がおわったらトレイの下をきれいにしておくことが機械本体を長持ちさせる秘訣でしょうか。
あとわりと重要なことなんですけど、モーターには寿命があるものと認識する必要があります。ルーター作業を行う人はずっとルーターをかけていることを目にしますが、モーターなので連続運転を続けていると熱を持ってしまいます。
過度な熱量はモーターの寿命を短くしてしまうため、1時間に対して15分くらいを作業の目安として行うと良いのではないでしょうか。
道具を大事に考えるならば個人的には型紙写し、ガラスカット、研磨作業とバランスよく行い、日々の清掃をすることが良いと思っております。
G14ダイヤモンドスター38,500円(税込み)
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