ランプ制作のすすめ(アップルブロッサム)2
我が家にやってきた猫ちゃん達に振り回されて少し空いてしまいましたが元気しています避妊手術の予定も入れたのでもう少ししたら一段落付くかなといった感じです(^-^;)
なんて言い訳も終わったので気を取り直して前回の続きです。
ランプ制作のすすめ(アップルブロッサム)1では型紙の写しについてまでの紹介でした。今回はその続き、ガラスカット、研磨後のピースの固定の紹介からとなります。
ガラスカット、研磨後のピースの固定
写しをとったガラスピースのカット処理と研磨作業を行い、モールドに貼り付けていきます。研磨作業はランプ特有の合わせの難しさがありますが、多少の隙間を気にしても作業が進まないのでほどほどでいいんじゃないかなと思います。
ワーデン社のモールドへの貼り付けを両面テープを使って行う場合、約5㎜~10㎜角にカットした両面テープを2箇所ほどに貼り付けて固定をしています。ぽろぽろ落ちてしまうようなら3箇所、もしくは貼る位置を調整します。全面にべたっとはるようなことはトラブルの原因になるのでやっていません。
私はある程度のピースのカット処理と研磨ができたら銅テープを巻いていってしまいます。これはそうした方がいいよということでもなく、家に持ち帰ってやりたいという人もいるし、私も部屋に持ち帰ってやることもあるので巻くタイミングは好きにしたらいいと思います。
ただ先に巻くメリットというほどのものではありませんが良い点としては、ラインの調子をみつつ作業が出来ること。次はこの辺のエリアをやろうかな、といった感じで機械的な作業にならないよう一呼吸置いて作業をするためです。
ピースを山のように積んでまとめてルーター処理をした結果、マジックで書いた番号が消えてしまってどこのピースかわかりません!なんてことも少なくなります(笑
まあ番号が消えて困っている人はラベルを小さくカットしたりしてわかりやすくしておくといいと思います。
ちなみに今回ランプの線は細めのラインを出したかったため、主に11/64のブラックフォイルを使用して巻いています。花芯は粘着が銅色のノーマルフォイル、花びらはノーマル、ブラック共に使用(ノーマルフォイルは11/64がないためは3/16を使用)
作業の進め方
ランプ制作において生徒さんによく聞かれるのは
「どこからやり始めたらいいですか?」
という点でしょうか。
私はどこからやり始めてもいいと思っていますがあえてお勧めをするならばお花を先にやるほうがいいんじゃないかなと思います。理由はライン処理の融通が利くので主役のお花を良い形に仕上げやすい、色合いの雰囲気が掴める、やる気がでる(個人差あり)といった感じでしょうか。
オイオイ、お花を先にやるほうが良いって言いながら背景からやっているじゃないかと思われそうですが、単にお花のガラスが決まりきっていなかったため先に背景をやった次第です。
といっても背景からやるメリットっていうのもありますよね。これはパネル製作でも一緒です。
ラインの処理がしやすいということはエンドの処理(端っこ)が楽になります。先に最下段のラインを合わせてしまいます。その後は積むように上に向かって埋めていきました。
背景ってカーブの処理の連続で合わせるのが難しいですよね。私はこんな感じで隣接しているピースとの具合をみつつ処理をしています。型紙写しの誤差もあるし一気にすべてをカットするのではなく、確認をしてカットすることが多いです。
葉、花芯
背景が終了したので花!と行きたいところですがまだ決めかねていたので葉を進めることにしました。
型紙を並べるとここれくらいの面積が必要そうです。残りの花も枝も同じようなガラスの量があれば足りそうですね。
背景と同じ要領で進めていきます。お花の形がいびつにならないように丁寧に内カーブを研磨して作業をしました。
葉も終わったのでついにお花部位に入りました。まずは花芯から。
花芯の型紙の形が多角形でカクカクしていたため少し丸みを加えた形に変更して型を取りました。
花芯は少し明るめにしたかったためノーマルフォイルを使用。まあまあ結構埋まってきましたね。花びらもそろそろ決めないといけません(^-^;)
作業もそろそろ終盤に差し掛かろうかといったところで今回はこの辺で終わろうと思います。次回完結です
お読みいただきありがとうございました!