フローラルデザインのステンドグラスランプ作り
クリスマスも近づいてきて小物作りもしないとだめだなーとか思いつつ、ランプが作りたい衝動に駆られて少し現実逃避をしてランプ制作を始めました。
Gallelyのランプで紹介しているフローラルのミニランプを色を変えて作ってみようかなと思います。こちらはWORDEN(ワーデン)という外国のメーカーが出している7インチタイプのモールドと図面です。
![フローラルランプの図面](picture/20191105a.jpg)
1インチが2.54㎝くらいなので直径が大体17.8㎝くらい、ガラスの厚みを考えると18㎝ちょっとかなーというランプサイズということですね。ピース数が168ピースとまあまあありますけど他のデザインでもよく似た感じのピース数だと思います。
下準備1
ランプ制作では実際にガラスをカットしたりする前に下準備でやることが結構あります。その一つにワーデン社のモールドと図面を使う場合は発泡スチロールの無地のモールドに図面を貼り付ける作業があります。
図面にはモールドに貼り付ける用の図面が用意されているのでそれを切り分け(コピーして使用しています)、両面テープをモールドに6~8分割くらいで貼り付け丁寧に合わせていきます(水糊とかでもいいような気もしています)
![モールドに図面を貼り付ける作業](picture/20191105b.jpg)
適当に貼ってしまうと、とてもやりにくい下地図面になってしまうのでなるべく丁寧に貼り付けています。あと気になるラインがある箇所は自分なりにちょっと修正したりしています。
![図面を修正](picture/20191105c.jpg)
キャップもいくつか候補がある中から決めておきました。吊り下げランプとして使いたい場合はキャップの代わりにブラスリングを付けるとペンダントタイプとして使用することが容易になります。
これから作ってみようと思っている方はスタンドタイプにするか吊り下げタイプにするかは決めておいたほうがいいかもしれませんね。
![モールドとキャップ選び](picture/20191105d.jpg)
下準備2
まあランプに限らずなんでもそうなんですけど、下準備としてガラス選びがあります。とりあえず最終決定ではありませんがざっとならべて完成のイメージを固めていきます。
![ガラス選び](picture/20191105e.jpg)
型紙に使う図面を切り分けて候補のガラスに合わせたりしたりしつつ使用するガラスを決定してきます。お花のピースは高級なガラスではなくコンパクトサイズガラスで販売しているガラスを使用しました。
左のピンクのガラスからJY10-903、KO120、KO425、JY00-600です。
![花に使用する4色のガラス](picture/20191105f.jpg)
花芯も薄いオレンジにしようと思っていましたが余っていたBUF125のガラスに変更。仕入れ時期によって色が変わるストライカータイプ(700度くらいまで温めると本来のイメージしたカラーになるガラス)のためステンドグラスとしては正直使いにくいです。取り寄せは可能ですが常設販売は現在はしておりません。
焼きをいれると本来はもっと濃い単オレンジなんですが今回は焼く前の色味のほうが好きだったのでそのまま使用します。販売しているガラスで色味が近いのはJY00-702あたりでしょうか。
![花芯に使うオレンジのガラス](picture/20191105g.jpg)
葉に考えている色合いは紫っぽい感じで考えています。とりあえずKO401をチョイス。光に通すと白が出てきて下図のような明るい感じになりますが実際の見た目はもう少し青紫っぽくくすんだ感じになります。不透明系の紫ってあんまり種類がないんですよねえ。
![葉に使う紫のガラス](picture/20191105h.jpg)
背景は透明感のある白とクリアのミックスのBU2130。こちらは在庫がなくなり次第廃盤とされているガラスの一つです。代わりにBUF2130というものが販売されていると思いますが基本的にBUFのものはフュージングがしやすい形状のダブルロールでの仕上がりになっており、BU2130からうかがえるようなシングルロール特有の味わいがなくなっております。
まあ時代の流れでしょうがないですが好きなガラスの種類が減っていくのは残念ですよね…。またお気に入りのガラス見つけておこうと思います。
![背景に使うクリアと白が混じったガラス](picture/20191105i.jpg)
とりあえず下準備の紹介ばっかりになってしまいましたが次回はカットしたガラスに銅テープを巻いてモールドに固定していこうと思います。では今回はこの辺で!