フローラルデザインのステンドグラスランプ作り2
前回は下準備で終わったので今回はガラスのカットと研磨、それからモールドに貼り付ける作業から入ります。
ガラスをモールドに固定する方法として今回はガラスピースの裏面に両面テープを貼り付けて固定をしています。剥がしたての両面テープだと粘着が強すぎるので手で何回かペタペタと触って少し粘着を弱める感じでつけてます。
ガラスを固定する方法として他にランプ糊や練り消しみたいな商品もあるんですけど、最終的なランプ裏の掃除のことまで考えると個人的な意見ですが、両面テープも含めどれも一長一短という感じです。
ワーデン製のモールドを使ってランプを作る場合は、自分は両面テープが楽だと思っていて、ぬるま湯と洗剤に付けて少し置いておくと図面がふやけてわりと簡単にモールドからランプをはがすことができます。
といっても両面テープに限らず貼り付ける粘着素材は必要最低限にしておかないとあとで取れない!なんて事故も結構あるそうですよ(僕はまだ遭遇したことはないです…)
![モールドにガラスを貼り付け](picture/20191106a.jpg)
ガラスは流れを意識してまとめて型を取ったりしています。型紙とモールドの図面は形や大きさが微妙に違うことが多いため、部分的にカットをしたピースをモールドに合わせ、形を確認してから残りのカットや研磨をしていきます。
![ガラスの型取り作業](picture/20191106b.jpg)
花芯のパーツを先に埋めることにしました。この辺は隣のピースもあまりないのでさくさくっと進みます。
![モールドにステンドグラスを貼り付ける作業](picture/20191106c.jpg)
ベージュ、ピンクとお花を埋めていきます。ほんのすこーし隙間があるくらいのほうが銅テープ作業が楽になります。あとピースを抑えた時に他のピースが押し出されるような状態はよくないです。
押し出されたピースはモールドに沿った形を成さないため、そのようなピースがある時は少し研磨をして整えておきます。
![モールドにお花のパーツを貼り付ける作業](picture/20191106d.jpg)
![モールドにお花のパーツを貼り付ける作業](picture/20191106e.jpg)
僕はモールド全体のガラスピースをすべて埋めてから銅テープを巻いていくということはせずに、出来たエリアから銅テープを巻いていってしまいます。
これは自分の部屋に持ち帰って作業ができるという理由もあるんですけど、そのエリアを絶対的な基準として周りのピースを合わせていくだけでよいという状態は作業がしやすいんですよね。
![モールドに貼り付けたお花のパーツに銅テープを巻いた状態](picture/20191106f.jpg)
その基準に紫の葉をイメージしたピースを埋めていきました。
![モールドに葉っぱのパーツを貼り付ける作業](picture/20191106g.jpg)
黄色いお花と背景をちょっと埋めて少し全体の雰囲気が見えてきました。
![モールドに黄色花のパーツを貼り付けた状態](picture/20191106h.jpg)
黄色いお花と葉っぱも銅テープを巻いて"塊"のエリアを増やしていきます。あとは上部の背景を埋めていくだけですね。
![モールドに貼り付けたお花のパーツと葉のパーツに銅テープを巻いた状態](picture/20191106i.jpg)
ちなみに両面テープはこんな感じの5㎜角を2箇所くらい貼っております。粘着が弱かったら3箇所もしくは貼る位置を調整したりすることで解決です。
![両面テープの貼り方の紹介](picture/20191106j.jpg)
勢いで上まで埋めました。上のほうは単純で一見同じようなピースがずらっと並んでいるだけなのでとても簡単そうに見えるのですが、こういうデザインってラインがずれたりしていると目立つし格好が悪いので実は結構むずかしかったりします。
もっというと図面がわりといい加減な形だったりするため、その辺に振り回されるとピースの形がいびつになったりしてランプ制作に慣れていない方は難しく感じるかもしれません。
![ランプモールドをステンドグラスで埋めた状態](picture/20191106k.jpg)
部屋に持ち帰りすべてのピースに銅テープを巻きました。後日はんだ作業に入りたいと思います。では今日はこの辺で!
![ランプモールドに貼り付けたステンドグラスピースに銅テープを巻いた状態](picture/20191106l.jpg)