銅テープ巻き ~ 銅テープ作業 ~
銅テープ巻きの作業とは研磨したガラスピースの側面に銅のテープを巻く作業の事です。銅テープのことは別名コパーフォイルとも呼びます。
銅テープの種類
銅テープ裏地の粘着材の色が銅色のものをノーマルフォイル、黒いものをブラックフォイルと分けることができます。基本的にブラックフォイルのほうが汎用性が高いため便利かと思います。
最初のころはあまり深く考えなくても問題ありませんが具体的に何が違うか等、興味がございましたらこちらの記事を参照していただければと思います。
また銅テープは幅にもいくつかの種類があり、一般的には3/16インチ(約4.8㎜幅)のものを標準として使われていることが多いです。
4㎜規格のガラスや部分的に厚みのあるガラスには7/32(約5.5㎜幅)のサイズのテープを使ったり、細いラインで表現したい場合には5/32(約4.0㎜幅)の銅テープで繊細に巻いていったり自分の行っている作業にあった使い分けが必要になってきます。
銅テープをガラスに巻いていく
コパーテープをガラスに巻いていきます。巻き始める個所は細かいことを抜きにするとどこからでも構いません。
まずテープの隔離紙を少しめくり、粘着部分の中央にガラスを置く様なイメージでガラスを貼りつけます。
※水分、油分、汚れがあると極端につかなくなることがあるため、食器洗いのように暖かいお湯と洗剤で一度洗ってあげると劇的に貼りつき方が変わります。おためしください!
粘着部分の中央に貼り付けたガラスを丁寧に折りたたみ、次の辺も同様に進んでいきます。角は丁寧に折りたたんで処理をしてください。
ぐるっと一周したら巻き始めの箇所に5㎜程重ねて切ります。
ヘラで押さえてカッターで整える
貼り付けた銅テープをプラスチックのヘラで空気を抜いていくように丁寧に押さえていきます。順番は特にないですが側面、表、裏とやっていくといいでしょう。
※ステンドグラスはもともと壊れやすいものですが、作りが甘いと色々トラブルが多くなります。時間をかけて作るもの。少しでも丈夫に仕上がったほうがよいですね。
銅テープの巻き始めと巻き終わりの箇所の段差が目立つようであれば、カッターで整えておきます。 また気になるような個所があれば部分的に銅テープを巻きなおすか、上張りをしてカッターナイフで整えておくといいでしょう。