【改訂版】うちのヘアゴム、ゴムの交換

当店のヘアゴムをお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
以前ご紹介した「結び目のないヘアゴムの交換方法」に関して、問題点を見つけましたので、内容を更新させていただきます。以前の記事で上手くいかなかった方、申し訳ございませんでした
なるべくシンプルにご説明できるよう、まとめてみましたので参考になれば幸いです。
◇瞬間接着剤を使った新しい補修方法◇
以前の記事では、ヘアゴムの内側(中のゴム)を接着する方法をご紹介していましたが、私の勉強不足によるものなのですが、制作用にまとめて買っているヘアゴムは合成ゴムが多かったようで、100円ショップなどで販売されているヘアゴムの多くは「天然ゴム」が主流だとわかり、以前の方法ですと不十分だということがわかりました(瞬間接着剤は合成ゴムの接着が可能なため)

そこで、天然ゴムでも補修できる方法を実験しました。今回は、ヘアゴムの外側を一体化させて固定するイメージで接着する方法をご紹介します。

【この方法に適したヘアゴム】
- ヘアゴムの太さが4mm程度
- 中に白いゴムが通っている一般的なタイプ
- ループ状になっているヘアゴムも可能。つなぎ目の固い箇所を切って使います。
- 1m単位等で販売されているゴムは15㎝くらいで切ってお試しください。
【手順】
1,切り口を整える:ヘアゴムの切り口をまっすぐ(スパッとした状態)に整えます。ほつれがある場合は、きれいに切り直すことで仕上がりが良くなります。

2,ストローにセットする:切り込みを入れたストローにヘアゴムをはめ込み、2~3mmほど隙間を空けてセットします。

3,接着剤を注入・圧着する:瞬間接着剤の先端を隙間の奥に差し込み、少しだけ注入します。次に、ヘアゴムの両端をいったん押し付け隙間をなくし、手前側の接合部にも瞬間接着剤を軽く染み込ませ、ヘアゴム同士をさらに1分ほどしっかりと押し付けて圧着します。その後そっと置いて乾燥をさせます。
イメージはゴムの外装生地をしっかりと固めていく感じになります。


4,乾燥させる:注入した接着剤をしっかり乾燥させるため、ストローに入れたまま30分~1時間ほど置きます(ストローの中は乾きが遅いため、長めに置くのがポイントです)。

5,仕上げの接着:ストローからヘアゴムをそっと外し、接着部分の周囲に瞬間接着剤をさらに一周、軽く染み込ませます。再びストロー等に置いて30分ほど乾燥させれば完成です。

【補足】
実験では高い確率でしっかりと固定できましたが、接着剤を入れすぎたり付けすぎると見た目が悪くなることがあります。少し練習が必要かもしれませんが、ぜひお試しいただければ幸いです。
カチカチになった箇所が鋭利な状態になってしまった場合はニッパー等で切っておくほうがよいでしょう。

◇ゴム専用接着剤を使った安定した補修方法◇
「瞬間接着剤での補修がうまくいかない」という場合は、ゴム専用の接着剤を使う方法もおすすめです。
ホームセンターなどで手に入る「セメダインのUT110」というゴム用接着剤なら、天然ゴムでも安定して接着できます。
※基本送料無料のヨドバシドットコムで注文してしまうのがお勧めです(*^-^*)

【手順】
付属品としてサンドペーパーやら付いておりますが削る必要はなく、断面につけてしっかりと乾燥させるだけで、比較的高い成功率で接着できました(やったほうがいいのかもしれませんが…)


数時間経過後にストローから外し、できれば半日以上乾燥させると、より安定します。
接着剤は少し多めのほうが結果は良かったです。ただ見た目が悪くなるので理想を言えば少ないほうがいいですね~。
【さらに丈夫に仕上げるコツ】
ゴム用接着剤が完全に硬化した後、接着箇所に瞬間接着剤を軽く一周染み込ませてみてください。よりカチッとした仕上がりになります。
少な目のゴム用接着剤と瞬間接着剤での補強が一番いい見た目と強度かなと感じております。ただストローから外して補強する前に壊れてしまうパターンあったので引き続き実験を試みておきます。
どちらの方法でも、お好みに合わせてお試しいただければ幸いです。
しっかりと乾燥をさせたらヘアゴムを軽く引っ張っていただき耐久チェックしてみてください。
上手くいってると嬉しいのですが!
またちょこちょこと実験を繰り返して問題点があれば直していこうと思いますのでよろしくお願いいたします!

ちなみに瞬間接着剤はきちんと栓をしていただき、冷蔵庫で保管すると長持ちするそうです。こちらもお試しいただければと思います。
それでは本日もお読みいただきありがとうございました(*^-^*)
2025/8/4