ステンドグラス材料販売、ランプ、パネル、小物、テラリウム等の制作

 W3-Stained Glass

ブラックパティーナEXのワックス実験

ブラックパティーナEXのワックス実験1

こんにちは、だぶです(*^-^*)

寒くなってきたので腰痛が出ないように無理せずやらせてもらってます。

ショップの木枠もお休みしておりますが時期にリニューアルをして再開すると思います。

さて今回は前回ちょっと触れていたブラックパティーナで染めた作品を2種類のワックスをかけた結果を比較するといった感じになります。

ブラックパティーナEXのワックス実験2

簡単ですがステンドグラスのテストパーツを用意しました。

ブラックパティーナEXのワックス実験3

2つともブラックパティーナEXで染めました。洗浄などは一切していない状態です。

ブラックパティーナEXのワックス実験4

左をポリワックス、右をフジワックスで処理します。

今更ですがテストパーツの色をもっと替えたら良かったですね

ブラックパティーナEXのワックス実験5

↑のガラスにポリワックスをなるべく摩擦がないようにポンポンとぬっていきました。この時点では色落ちはしておりません。

ブラックパティーナEXのワックス実験6

↑のテストパーツにフジワックスを筆でさっと塗っていきました。

両方のテストパーツを一度乾燥をさせるため1時間程おいておきます。

1時間程経過

両方のテストパーツを一度軽く洗浄をします。

今回は色落ちを考慮してやさしく洗うといったことはせず、あえて普通に柔らかいスポンジでガラスもハンダ面もさっと洗いました。

ブラックパティーナEXのワックス実験8

ポリワックスで塗ったほうはムラムラに色落ちしております。

ブラックパティーナEXのワックス実験9

こちらもポリワックスの方でちょっと拡大しております。白くなっているところが色落ちしてしまった箇所です。普通に処理をするとこうなってしまうので問題のある薬品だなと常々思っております。

ブラックパティーナEXのワックス実験10

こちらフジワックスで仕上げたテストパーツを洗浄したものになります。ぱっとみて色落ちは目立たないですね。正直この結果にかなり驚きました。

ブラックパティーナEXのワックス実験11

拡大をしてみても色落ちはほぼないといって問題ないかと思います。もう一度ワックスを塗ると艶も出ます。

以上、実験の結果となりました。

今回からいえることはワックスの性質の違いはかなり大きいといえることです。

全然違うかもしれませんが私の印象としてはポリワックスは油膜、フジワックスは樹脂膜といった感じです。

教室に通われていて強力なパティーナを購入できる方は正直どちらのワックスでも問題ありません。家で一人でやっていて強めのパティーナを購入ができる場所がない方はフジワックスのほうをお勧めいたします。

パティーナ処理で悩まれている方、色落ちが出るパティーナに対してはフジワックスはかなり有効なワックスだと思いますので一度お試しいただければと思います。

それでは本日もお読みいただきありがとうございました(*^-^*)

2024/12/21