ローズボーダー完成に向けて1
ずいぶん昔に手作りモールドを利用してティファニーランプを制作するという記事を書きましたが、ほったらかしにしていたランプを完成させましたので途中からになりますが工程のご紹介をさせていただきます。
もう2年もほったらかしにしていたんですね
一応言い訳をしておくと製作途中の作品の展示(制作過程の紹介みたいな感じ)を頼まれて数ヵ月放置していたこともあり、いまいちやる気が起きなかった次第です(;一_一)
すっかり埃もかぶってしまって…邪魔で片付かんわ!!
ということで紹介も兼ねて仕上げてしまいます。
ガラスピースが埋まっていない個所をすべて埋めて銅テープ巻きが終わった状態からのスタートになります。
モールドへのガラスピースの固定は実験的にKokuyoのひっつき虫という商品を使用しております。気になった点等は下の方で。
ハンダ作業に入ります。
外すためにしっかりと仮止めを行います。
仮止めは位置を固定するための丁寧な仮止めと、形崩れ予防として交差している箇所の目地埋めをする強度を作るための仮止めを行っております。
制作途中のランプの形崩れ防止のためランプ上部の口まわりに合わせた銅線を這わせ補強をしておきます。
大体合わせてカットします。
ハンダで整えておきます。下部はモールドから外したあとで補強をしておりますがモールドから外す前にやっておいても大丈夫です。
モールドに図面を貼り付けているタイプなので水に浸けてふやかします。少し時間が経つと図面が水を吸って破れやすくなるため少しずつ力を加えてモールドからランプシェードを外します。
ガラスピースを固定するためべったべたに色々貼りすぎると、ここでランプモールドとランプシェードが取れない不具合が起こる可能性があるためランプ制作の際は注意してください。
図面が柔らかくなっていたらぐっ、ぐっ、と押せばポコっと外れます。
外したランプシェードの裏は紙図面とKokuyoのひっつきむし、100均の粘着タック等がびっしり。お掃除はそこそこ大変でした(^-^;)
実験結果
やってみて分かったのがKokuyoのひっつき虫は本来綺麗にはがれて繰り返し使えるものなのですが、水に濡れた図面とひっつき虫が接している箇所は紙とひっつき虫が綺麗に取れずにぐちゃぐちゃに混じってしまいました。
これはちょっと想定外だったので対策としてひっつき虫をランプモールドに付ける際、セロハンテープを一旦図面に貼りそこにひっつき虫をつけると紙とひっつき虫がぐちゃぐちゃに混じりあうのを防げると思います。まあ少々面倒ではありますが笑
あとひっつき虫は水に漬けていると少し溶けることがわかりました。使った後はしっかり乾かせばまた再利用は可能そうでした。100均の粘着タックは水には強かったですが、そもそも使いにくいのでやはり使うことはなさそうです。
ちなみにですがKokuyoのひっつき虫、便利だなと思ってはおりますがまちがっても樹脂製モールドに直接貼って使ったりはしないようにしてください。あくまで型紙を貼っているタイプに使えましたよという紹介になるのでオデッセイモールドのようなタイプのものに直接貼って使うと取れなくなる可能性が非常に高いです。ご注意を!
クリーニングが大体終わったら補強作業や内側のハンダ作業を行います。大きいランプの場合は形崩れの恐れがあるためクリーニングの前に補強を先にしてしまうかもしれません。
まあ残り工程も少ないですが次回は下部の口まわりの補強から仕上げまでの紹介となります。
それではお読みいただきありがとうございました(*^-^*)
2023/07/27