型紙の貼り付け
年があけてから結構経っちゃってますが本年もよろしくお願いします!
こんにちは、だぶです(*^-^*)
さて、今回はめずらしくご質問にお答えする記事となります。丁度いいタイミングだったというだけですが!
で、質問の内容の要点は
『型紙を糊で貼り付けることについて』です。
※糊で貼り付けるとは型紙をマジックで写さずに水糊等で貼り付けてしまい、ガラスカットと研磨後に水に浸して貼り付けた型紙を剥がすやり方です。
Studyの図面と型紙でそのことについて触れていませんでしたが私も普通にやっております。
もちろん型紙を油性マジックで写すやり方もやっていてなんとなく使い分けている感じです。どっちが良いというよりもどっちもという感じです。
一応特徴を簡単に紹介しますが、興味があるならばやはり自分で試してみるのがよろしいかと思います。
使い分けについて
型紙を油性マジックで写す方法と型紙を貼り付ける方法はなんとなく使い分けていると言いましたが、実際どういう時に貼り付けようかなと思うかを考えてみました。
まず私は基本は型紙を油性マジックで写す方法でやっています。その際、下のケースに当てはまる場合は型紙を貼り付けることを採用しているようです(気分による)
- ガラスの色が暗くてマジックで型を写しても見えにくい時
- 型紙がひょろ長い時(型を取りにくいため)
- 型紙が複雑な形をしている時(ルーター作業が綺麗に出来やすいため)
貼り付けるときは私は水糊ではなく木工ボンドを使っています。指で薄く塗り広げています。
理由は良く使うし手元にあり乾くのが早いから。あとヤマト糊は水分が多い気がしてなんかだめでした。型紙の形状によっては水分が少ないほうが貼りやすいです。
当然ですがしっかりと乾かす必要があります。
マジックで型を取る方法との違い
1,型紙の上をガラスカッターで切ってしまうとカットが甘くなってしまう
型紙を貼り付けている場合、ギリギリをカットしようとした際、型紙の上に乗り上げてしまうと変な風に割れる原因になってしまいます。だからといって型紙からあまりに離れたところを切ってしまうと結果ルーター作業時間が増えてしまうため本末転倒です。
ある程度のガラスカットのコントロールがあればよいのですが、ギリギリを切らなくていいようにあらかじめ型紙をほんの少し小さめにするなどの対策があるのがよいかもしれません。
2、ガラスカットに失敗した時
当然なのですがガラスカットに失敗した場合、型紙を準備するところからになってしまいます。その点はマジックが圧倒的に早いです。
3、凹凸等の合わせがしやすい
油性マジックで型を写してもルーター作業の際、少しずつ消えてしまいます。その点、貼り付けた型紙は消えないので凹凸の合わせが楽ちんです。ただあまり時間をかけると型紙が水を吸ってしまい役に立たなくなってしまいますが‥。
大きな違いと言えばこんな感じでしょうか。
あと例外を紹介しておきますと、ランプ制作の場合です。
オデッセイやワーデンシステムでランプ制作をしている場合、型紙=図面ではないケースがあります。型紙どうりにガラスを研磨したのに!とびっくりするケースもあるかもしれませんね。
いい加減な作りというかそんなものだと思っていますが、その際現場での合わせとなるため油性マジックは使わないよってことはまずないです。
とまあ以上のように紹介してみましたが、つまりどっちがいいとかいうつもりはなく、どっちもやっていますってことでした。
それではお読みいただきありがとうございました(*^-^*)
2023/1/15