フジワックスの紹介、ブラックパティーナEXでの使用例
こんにちは、だぶです(*^-^*)
本日は商品一覧にヌルっと追加しておりましたフジワックスの紹介をさせていただきます。
こちらの製品、ずいぶん昔からあるものでステンドグラスの仕上げ用ワックスなのですが、すでに販売しているポリワックスという製品と役割が被っていると勝手に思い込んでおりました。
私の印象では丁寧に塗るのが大変、塗膜がしっかりしている、ガラスにつくとお掃除がわりと大変かなと感じておりました。
ただ塗膜がしっかりしているという点がかなり重要でこちらの商品とプラックパティーナEXとの相性が抜群に良いことがわかりました。
ブラックパティーナEXの染色作業がうまくいかないとご相談もありました。これでかなり解決できると思います。ちょっと私なりの使用方法を踏まえて紹介をさせていただきますので参考になれば幸いです。
と、紹介をする前にラベルの説明書きを軽く記載しておきます。
というか文字が小さすぎるのか老眼が始まっているのか…読みにくいです
◎特徴
作品に落ち着きのある光沢を与え、長期間、変色や腐食を防ぎ、美しさを保ちます。●パティーナ仕上げ後の部分・アイアン、ランプベース・ケイム・木製ニス塗りの枠などにも、幅広く使用できます。
◎使用方法
かくはん球が入っています。ご使用前によく振ってからお使いください(取り出し時はご注意ください)●作品の汚れを取り除き(水分が少々残っていてもOK)綿棒や布等に適量を含ませ、薄く伸ばして塗布します。●30分程度で乾燥し保護被膜が出来ます(拭き取る必要はありません)●日ごろのお手入れは乾拭きなどをして、定期的に定期的にワックスを塗布することをお勧めします(化学ぞうきんは使用しないでください)●クリヤーやガラス部分にはくもりますので、さけて使用するかよく乾拭きをしてください。
使用上の注意は割愛させていただきましてこんな感じになっております。
かみ砕いて説明をするとよく振ってからガラス部分をさけて薄く塗り、30分待って完成。ガラス面に付いちゃったものは乾拭き。基本的にはこんな感じでしょうか。
今回説明をさせていただくのはブラックパティーナEXとフジワックスを使っての仕上げ例です。他のパティーナで行っても問題はないかとおもいます。
まずはハンダ付けが終わった作品を中性洗剤でしっかりと洗ってください。
可能ならばちょっと熱めのお湯(80度~)に少しだけ漬けおきます(ほんの数分)。目的としてはフラックス等のねちっこい残留物の除去、黒染めの反応が良くなることの期待。
寒い季節、冷たい水で洗った作品に熱湯をかけて~みたいなよくある熱割れは当然注意をしてください。温度差が100度に近ければ近いほど起こります。
お湯はなかったらなかったで大丈夫です。プラスアルファの作業だと思ってください。
その間にブラックパティーナEX、ビニール手袋、塗布する布等を用意しておきます。
お湯からあげてタオル等で水分をとります。暖かいのですぐ乾きます。
ほんのり暖かいうちにブラックパティーナEXを布等を使用して作品にこすりつけ黒くします。
ここで作品は洗わずにワックス作業に入ります。
今まではブラックパティーナEXを塗ったあと少し時間を置いてと書いていましたが待たなくて大丈夫です。
フジワックスの乾燥がプラックパティーナEXの色の定着を助けてくれます。
しっかり攪拌したフジワックスをほんの少しお皿等にとり、筆や綿棒で染色をした箇所にそっと塗っていきます。
塗り終わったら30分待ちます!
30分経過
"30分経ったら完成"と説明書きではあるのですが、今回はEXの薬品が残っていてそのままだとやはり気になるので一度やさしく洗剤で洗います。
ワックスも一応の乾燥はしておりますが基本的には水溶性のワックスのようですので長時間だらだらと洗うのはあまり良くないと思います。ですのでやさしくかかっと洗います。
つよくごしごしは洗わないでください。ハンダ面もガラス面をやさしく洗うイメージになります。
水分をとってもう一度フジワックスを塗っていきます。
2度目のフジワックスの塗布はガラス面との"きわ"まで塗らずに上部だけで大丈夫です。"きわ"のところまで頑張って塗ろうとしてガラス面についてしまうと面倒です。
2回目のワックス作業から30分以上経過で完成となります。
はみださずに塗布ができていれば乾拭きも特に必要性は感じません。
上の画像の黒い半円がハンダとします。ピンクの箇所が1回目のワックスのイメージ。イエローが2回目のワックスのイメージ。
やさしく洗ったのに仮にワックスが少々とれてしまったとしても"きわ"のところには洗い残しができるものです。ゆえに2回目は上部だけで大丈夫という感じになります。
1回目のワックス作業は多少ガラスについてしまうことを承知の上で作業をする感じになります。2回目のワックス作業は本当の仕上げ作業になるので慎重に行う必要性はありますが上部のラインだけなので塗りやすいかと思います。
またテスト回数は少ないですが2回目のワックス作業にポリワックスを使用しても大丈夫そうでした。ただフジワックスのほうが艶が奥深く感じるのでフジワックスで重ねることをお勧めします。
また説明不足な点もあるとおもうのでまた追加の記事を書こうと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました(*^-^*)
2024/11/25