仮枠について
今回は作品制作の際に一時的に使用する仮枠について少しお話をしようかと思います。まあ、仮枠とは言わずほぼ"枠"って言っちゃいますけど、作品完成後にはめ込む枠との区分けのために仮枠としてあります。
仮枠を使う理由
仮枠を使う大きな理由の一つとしてしっかりとした直線を出すためです。丸形の作品の外周のために曲線の枠を作ることもありますが、そんなにたくさんあるケースではないでしょう。
パネル製作時には仮枠を仕上がり寸法で作っておくことで狙い通りのサイズで作ることができますし、外周のストレートのラインがしっかりと出るので見た目も綺麗です。もしUケイムを使う場合においても直線が出ていれば施工も楽ちんです。
また狙い通りのサイズで作れるってことは同じサイズの物を複数作れるということなので多角形型ランプや小物作品においても重要なことになります。
仮枠素材の候補
仮枠の素材に関してですが基本的にはなんでも良いです。重視するのは直線が出ているかどうかです。
私が使っている仮枠素材は以下の感じです。
- 木枠(簡易)…直線が出ている端材を利用。両面テープやビス、釘で固定。
- ガラス(簡易)…1.5㎝幅くらいに直線でカットしており怪我をしないように面取り済み。主に小物作品を作る際に両面テープで貼り付けて使用。
- アルミ、金属枠…大きなパネル制作時に使用。両面テープやビス、釘で固定。
ホームセンターの資材コーナーで置いていそうな塩化ビニール素材のものも簡単に切れるので簡易枠としてはいいと思います。
ガラス枠や金属枠は基本的に使い捨てではなく何度も使いますので両面テープでベタベタになっちゃったらクレ556やパーツクリーナーとかでたまに綺麗にしてあげます。
使い方例
仮枠の使い方例ですが、そんなに特別なことはなく普通に設置をして作業をするだけなんですが、あえて言葉にして注意点をあげるとすると
- 枠は図面どうりに丁寧に貼る。
- 両面テープははがすことも考えて数センチを数か所に貼る。
- ルーター作業中に図面を濡らさないこと。しっかりタオルで水分をとってから並べる。
- 枠に収めるときにぐっぐっと絶対に押し込まない。
- 外周は枠どうりの形になるように注力する。枠とガラスの間に隙間があると意味がないため。
- ハンダの時に繰り返し使うため、図面がふわふわしてきます。平面が出るように仮止めの際に注意をする。
まだまだあるかもしれませんがパッと思いついたのはこんな感じです。
仮枠は無くても作品は作れます。ちょっといびつな感じが味になってくる場合もあるかもしれません。ちょっとしたことですが面倒だったりしますもんね。
ただもっともっと色々な物作りにチャレンジしたいようでしたらとても重要なこととして押さえておくといいと思います。
それではお読みいただきありがとうございました(*^-^*)
2023/2/25