カット済みキット、スノーフレーク2のサンキャッチャー
こんにちは、だぶです(*^-^*)
夏を迎えているわけですが、ステンドグラスのカット済みキット『スノーフレーク2』をステンドグラス材料販売ショップに追加いたしました。




ワイヤーを使った【カット済みキット】スノーフレーク・サンキャッチャーは以前に紹介させていただきましたが今回は構成が少し異なり、装飾ワイヤーは"なし"でガラスピースのみでの制作となります。
色はとりあえず4パターンご用意しました。
見本品の使用ガラス
ガラスの入荷がやはり不安定のため、キットの使用ガラスは都合により変更する可能性があります。
あと今回は種類が多いので画像とガラスナンバーのみ載せております。
◇ターコイズブルー&ブルー、アクアブルーのスノーフレーク2サンキャッチャー

◇ターコイズブルー&クリア系ガラスのスノーフレーク2サンキャッチャー

◇ライトアンバー&濃淡ブルーグリーンのスノーフレーク2サンキャッチャー

◇ブルーグリーン&レッドオレンジのスノーフレーク2サンキャッチャー

制作工程
カット済みキットをご利用いただいている方に少しでも参考になる制作工程をお届け出来たらと思います。
こちらのキットには
- 図面2枚
- 制作の手引き
- カット、研磨済みのガラスピース
- 吊り下げ用の銅線金具、麻紐
が含まれております。
作業は制作の手引きに沿って行うか、こちらの記事を参考に進めてください。

すべてのピースに銅テープを巻いていきます。
巻いたら元の位置に戻す、もしくはもう一枚の図面に並べてください。

すべてのピースに銅テープが巻けたらハンダ作業に入ります。
フラックスを塗り、位置を竹串などで整えたら隣のピースと接地している箇所を点付けでとめていきます。

仮止めが終わったら表面の銅テープをすべてハンダで塗っておきます(あまり盛れる箇所がないため)
裏返して同様に裏面の銅テープもハンダで塗っておきます。

吊り下げ用の銅線金具を染色しておきます。
フラックスを塗ってたっぷりのハンダでコーティングをし、再びフラックスを塗り余分なハンダを落とします。
フラックスは銅線金具の表面の汚れを洗浄し、綺麗にハンダを流す多様な役割を持っているため必要に応じて塗ることが大切です。

銅線金具を付けてしまいます。落ちないようにしっかりとハンダをつけておきましょう。

表面→裏面と終わったので側面の処理を行っていきます。
側面が非常に塗り残しが出来やすい作品なのでとりあえず外周と内周を分けて作業を行うことにしましょう。
まずは内周。
赤丸で囲った細い箇所はコテ先が入らないため、たっぷりのハンダで一度埋めてしまいます。
で、後ほどハンダを落とすと結果的にハンダが塗れているという感じで行うのが楽ちんです。
側面のハンダ作業が一通り出来てから余分なハンダを落とすので現在はこのまま進めていきます。

外周もすべて塗っておきます。吊り下げ金具はすべて温めるとぽろっと落ちてしまうため片側ずつ整えてください。

一通りハンダが塗れたら余分なハンダを落とします。
溶けたハンダの玉が皮膚に触れると火傷を起こすため細心の注意を行ってください。
ハンダゴテの尖端をハンダを取りたい箇所の裏から(下から)あてがい、コテにハンダを吸わせます。これを繰り返していきます。
一度全体にたまったハンダをしっかりと取ったうえで盛れるところは盛るといったように整えると綺麗な仕上がりになるのでまずはハンダを落としていきます。

中心付近に少し盛れるところがあるのでそのような箇所を整えたら完成です。
ハンダが引っかかるような箇所があれば必ずフラックスを塗ってから整えてください(ハンダを綺麗に流す作用)

しっかりと洗浄をしたら任意の色に染めてワックス処理を行ったら完成となります。
こちらの見本品はアンティークにしてみました。
麻紐を通して飾ってくださいね(*^-^*)

まとめ
作品の難易度としては小さな平面タイプのものなので作りやすい部類に入ると思います。
デザイン状少し強度が弱い仕上がりになってしまいますがこのサイズなら問題はないという判断です。
- 【カット済みキット】スノーフレーク2・サンキャッチャーの販売ショップはこちら。
- カット済みキットでは道具、消耗品(銅テープ、薬品、はんだ等)は含まれていないので別に用意する必要があります。ステンドグラスの材料販売、道具、消耗品等もこちらからどうぞ。
- ステンドグラスキットの一覧ページ。
- コンパクトサイズガラスで作られる方は記事を参考にしてガラスを用意。
- 制作の細かいポイントはStudyで確認をしてください。
それではお読みいただきありがとうございました(*^-^*)
2022/07/25