干支・寅 カット済みキットのお知らせ
前回も寅のステンドグラスに軽く触れましたが、サンドブラスト関係も解決してちょっと前からキットにして販売しております。
サンドブラスト関係はあまりいいものじゃないかもしれませんがキャビネットにブラストガン込みで安く売ってるし直してお金をかけるより新調してみました。
以前はコンプレッサーのこともよくわかっていなかったため、比較的スペックが高くない物でも利用できる直圧式と呼ばれる仕組みの物を使っておりました。ただ家にあるコンプレッサーのスペックが思ったよりも良いと気付いたので今度は砂が循環するサイフォン式にしてみました。
結果、少し砂漏れや砂塵が出るものの以前のものに比べると全然良い感じです!中はライトも付くし作業性が格段に良いです。
もっと高いものだとまた違う次元で使いやすいものかもしれませんが十分満足です!まあ集塵機やら目地の改良等少し手を加えますが(笑
とりあえず大きいタンクがない分スッキリしてるのがよい(*'▽')
屋内に置けるように少し整理をしないとね…
作業工程
今回は期間限定の発売ということもあり廃番のガラスも普通に使っているためガラスの紹介は省略し、作業工程の紹介だけさせていただきます。といっても特別難しい工程もないかもしれません。
まずはすべてのピースに銅テープを巻いていきます。銅テープは見本品では3/16を使って作っています。黄色のガラスの厚みは薄めなので11/64でもいいかなと思いましたがその辺はお手持ちの都合でよろしいかと。
粘着剤を剥がして銅テープを巻いたら元の位置にもどす、もしくは新しい図面に並べていきます。すべてのピースに銅テープが巻けたらハンダ作業に入ります。
フラックスを塗って竹串等で位置を微調整したら仮止めを行います。点付けで隣接するピースを固定していきます。ブラスト処理に塗料を落としている箇所は極力熱を入れないように注意をしてください。
仮止めが出来たら表面のハンダをしっかりと盛っていきます。表面が完成したら裏面…に行く前に銅線の尻尾を付けてしまいます。
尻尾の銅線パーツはハンダで薄くコーティングをしておきます。まずフラックスをしっかりぬります。
銅線にハンダを塗っていきます。伸びが悪くなったらフラックスを再度塗り、多少ごてごてしてよいので塗り残しのないように塗ります。
最後にもう一度フラックスを塗り一方向に流すように(ごてごてしたハンダを取りつつ)熱をいれると毛羽立たたず仕上がります。
尻尾をお尻のカーブに合わせて付けます。
上からみるとこんな感じです。あとは裏面のハンダと側面の処理をしてハンダ作業は終了となります。しっかりと洗浄をして任意の色に染めてください。
目はワックスを塗る前に貼り付けます。両面テープ状になっているので剥離紙をはがして図面を参考にして貼り付けてください。貼り付けたらワックスを塗って完成となります。
ちなみに目はブラックパティーナ処理を施してあります。
剥離紙が剥がしにくいようならばセロハンテープに剥離紙ごと貼り付けて少しずらしてみてください。
まとめ
- カット済みキットでは道具、消耗品(銅テープ、薬品、はんだ等)は含まれていないので別に用意する必要があります。
- カット済みステンドグラスキットの販売はこちら。
- 銅テープはEB3/16、11/64辺りがお勧め。
- 銅線金具は先にコーティングをしておく。
- ワックス処理前に目を貼り付ける。
それではお読みいただきありがとうございました(*^-^*)
2021/12/28