ココモのオパールセントグラス、その他ラインナップ
材料を仕入れた際にお世話になっている問屋さんの担当者さんから当面のガラスについての話をいただけましたのでご紹介しておこうと思います。
まずココモについてなんですが結論から言うと私の仕入れている問屋さんではオパールセント系(不透明系)のガラスの入荷を見合わせる流れのようです。
私も唐突に聞いたもので「えっ?ええっ??」と混乱しました(-_-;)
詳細は割愛しますがざっくりと品質の低下、発注内容と異なる物を送ってくる事が多いようで安心して仕入れができない状況とのことです。


先日ココモのガラスが少し値上がりということになりましたが、その結果品質の改善、検品、対応等の形として反映されていなかったため残念ながらこのような流れになったようです。
老舗のメーカーだけに信頼を失っていくのは悲しいですね。ただ私もココモのガラスの質が少し変わっていっていることは肌で感じておりました。
「ガラス薄っ!」って言ってしまうくらい本来3mm規格であろう状態からだいぶ目減りしたものが多く気にはなってはいました
ただ生徒さん曰く、切りやすいしのでそれにかんしては別にいいとのことでしたが(笑
入荷について聞いたのは”オパールセント系グラス”についての話だったのでキャセドラル系(クリア系のガラス)は通常どうりはいってきそうな感じでしょうか。
これはきっちり聞いておけばよかったなと…失敗。
まあバタバタせずに成り行きを見守っていこうと思います。
もう一つラインナップの話をしておきますと中国のユーインガラスの仕入れも現在ストップしているようです。
以前からチェックをしていたガラスの入荷が全然なかったのでだいぶ前からの話になるかもしれません。
こちらの理由も色見本にそったガラスを送ってこないが値上げの要求はするといった具合でそれだったらと取引を見合わせたようです。
ユーインガラスについては担当者さんの語気が少し強くなっていたような気がしたのおそらくもう復活はないかなといった印象です(^-^;)
気に入っていたガラスもあったんですけどね~。ちょっと残念!
最後に教室用ステンドグラスの元王道、SPFガラスについてです。
スペクトラム社からオーシャンサイドグラスタイル社としてアメリカからメキシコで生産を始めたSPFのガラスですが、どうも拠点を再びアメリカに戻して再開しているようです。
メキシコでの生産がうまくいかなかったのでしょうか。問屋さんはしばらくはこちらのメーカー推しのようですね。
旧SPガラスから新SPFガラスに切り替え徐々にラインナップを増やしていくといいつつもあまりに増えていかないラインナップ。
正直大丈夫なのかな?と思ってはいましたが問屋さんがとりあえずこの会社でいくとしたようなのでなにかしらの確証があるのでしょう。
今回のココモの件でローコスト帯(結構値上がりしていてローコストともいえませんが)のオパールセント系グラスの色が途端に怪しくなってくるためなんとかSPFには頑張っていただきたいですね。
世界でワクチンの接種がはじまってきたとはいえコロナが世界経済に与えた影響、これからも与え続けるダメージは計り知れません。当然ガラス業界も例外ではなく今だ不安定さを感じております。
日本ではステンドグラスの生産がされていないため色々な理由で欠品、廃番、入荷なしがでてしまいます。
悶々とした状況が続きますが今はあるガラスでやりくりをしていかないとだめなため、入荷可能なオパールセント系グラスの色見本みたいなものでも作ろうかなと考えてはいますがいつになることやら…。
それではお読みいただきありがとうございました(*^-^*)