クラシック風チューリップ・サンキャッチャー
ステンドグラスのカット済みキット、クラシック風チューリップ・サンキャッチャーのご紹介です。
飾り方は吊り下げ形式。サイズは約14㎝角の四角形で、使用ガラスは基本透明系のガラスの組み合わせとしておりますが下部のみ不透明白をいれています。
斜めにして飾るので縦横のサイズは約20㎝となり、約14㎝角よりは大きく感じるかもしれませんが飾るのにはいいサイズだと思います。
チューリップは下の図面とどちらにしようかな~と思っていたんですけど少し趣向を変えてクラシック風をチョイスしました。下図のほうも近いうちにやると思いますけど印刷してみると結構細かい箇所もできてしまいました
背景どんな感じにしようかなと、たくさんの種類のクリアをあてがったりもしましたがガラスの管理が大変になってしまいますね…。
ちょっと考えます(;^-^)
使用ガラスのご紹介
チューリップにはEM-4921。コスパのよい赤色のガラスです。芯?の部分には緑のイングリッシュマッフル、EM-4925を使用。
背景の大きい面積にはSP100RRを選択。SP100RRはもう廃盤ですがうちの在庫もなくなったらSPF100RRになる予定です。
小さな隙間にはEM-4905とEM4218。カタログ表記ではどちらもラベンダー色と書いてるかもですが、うちではあえてライトパープルとラベンダーとしています。
下部のボーダーには背景の小さい隙間に使ったラベンダーEM-4218とF-01、不透明系白のKO120を使用しました。
制作工程
カット済みキットをご利用いただいている方に少しでも参考になる制作工程をお届け出来たらと思います。
こちらのキットには研磨済みのガラスピースと吊り下げ用の加工銅線が2つと麻紐、図面が2枚入っています。
すべてのピースに銅テープを巻いていきます。銅テープは裏地が黒のブラックフォイル、3/16の幅を想定しておりますがお好みで変えても大丈夫です。
ガラスピースは粘着剤で固定しているので1枚ずつはがして銅テープを巻きます。巻き終わったら元の位置に戻すかもう一枚の図面に新たに置いてきます。
できたらハンダの準備をします。
フラックスを全体に塗り、位置調整を行ったら点付けで仮止めを行います。
仮止めができたら全体にハンダを盛っていきます。表ができたら裏面も同様に行ってください。
側面の処理を行います。理想はほんの少しふっくらする程度にハンダを盛るイメージですが、難しいようならば薄く塗っておくだけで大丈夫です。
銅線の吊り下げ用金具を取り付けます。まずは金具をハンダでコーティングをしておきます。
金具の取り付け位置を図面で確認をし、ラインに沿うようにハンダで固定をしてください。
ラジオペンチで金具を支えながらハンダをすることがうまくいかないようならば落ち着いて以下の作業を試してみてください。
- 一度洗って油分を落とし、テープ類で金具の端を軽く止め、テープのない箇所を1点仮止めをして冷まします。
- テープ類を剥がしてその箇所を一点止めます。
- 意識的に右側エリアと左側エリアを作りました。一度に全体を温めないように右側エリアだけ整える。同様に左側エリアだけ整えるという風に作業を行ってみてください。
- 最後に右側エリアと左側エリアの境界が気になるならば、一度冷まして境界エリアだけ整えるとしてみてください。
反対側も金具を取り付けたらハンダ作業は終了となります。
お好きな色合いで染めワックス処理をして完成となります。見本はアンティークパティーナで染めてみました。
付属の麻紐をつけて飾ってみてください(*^-^*)
最後までお読みいただきありがとうございました。
まとめ
- カット済みキットでは道具、消耗品(銅テープ、薬品、はんだ等)は含まれていないので別に用意する必要がある。キットはこちらから
- コンパクトサイズガラスで作られる方は記事を参考にしてガラスを用意。