バラのお休みランプ
ステンドグラスのカット済みキット、バラのお休みランプのご紹介です。
今回は透明系のガラスのバラの花と2枚の葉を組み合わせた構成になっております。
約10㎝×10㎝の小さなデザインになりますが細かいピースやカーブも少なくないためテープ巻きは少々てこずるかもしれません。よかったらチャレンジしてみてください(^^♪
※お休みランプとはナイトランプ、フットランプとも言われており夜に足元を照らす常夜灯のように使っていただけるものとなります。
使用ガラスのご紹介
ガラスは赤のバラにはEM-4921。青のバラにはEM-4929、葉のガラスにはEM-4907のガラスを使用しました。
いずれもウィズマーク社のイングリッシュマッフルシリーズでちょっと使ってみたい色だったのでチョイスしました。
制作工程
カット済みキットをご利用いただいている方に少しでも参考になる制作工程をお届け出来たらと思います。
こちらのキットには研磨済みのガラスピースとお休みランプ本体と電球、真鍮製の一面座金、図面が2枚入っています。
ガラスはガチャガチャしないように粘着剤で固定しておりますので一枚ずつ取り外し、粘着剤を軽く取ってから銅テープを巻き、もう一枚の図面に置く感じで進めていってもらったらよろしいかと思います。
すべてピースに銅テープを巻いていきます。銅テープは私の標準扱いの3/16のブラックフォイルで巻いております。細いラインがお好きな方はもう一段細いテープで巻いて良いと思います。
すべてのピースに銅テープが巻けたらハンダ作業に入ります。まずは仮止めで隣接している箇所を動かないように止めていきます。フラックスを塗るのをお忘れなく!
仮止めができたらハンダを盛っていきます。少しふっくらする程度に盛ると見栄えがよいとされております。表が終わったら裏面も行います。
表→裏と終わったら側面の処理を行います。目標としては角度をこまめに変えつつぽんぽんと軽くたたくようにハンダを軽く乗せていけたらいいかなと思います。
難しいようならば薄くハンダを塗っておくだけでも問題ありません。
真鍮製の一面座金をステンドグラスに取り付けます。適当な位置に合わせハンダでとめるのですが、位置がいまいち決まらないという人は下図を参考にバラの中心と座金の芯を大体合わせるとよいと思います。
位置を合わせたら軍手をしてフラックスを塗り持ったままハンダで仮止めをしても良いのですが、安全を考慮する場合はテープ類で軽く止めてから仮止めをすることをお勧めします。テープ類を使う場合は作品を一度洗っておかないと付きが悪いです。
実際に一面座金のハンダ取り付けの流れです。ごてごてでもよいので表面の座金の芯の箇所を一点仮止めをして冷まします。位置がもしずれてしまったらこの段階で直しておくこと。
裏面にしてハンダが可能な位置を適当に止めておきます。再び表面に戻してごてごての箇所を整えたらハンダは終了です。
黒染めとワックス処理をして完成となります。
まとめ
- カット済みキットでは道具、消耗品(銅テープ、薬品、はんだ等)は含まれていないので別に用意する必要がある。キットはこちらから
- コンパクトサイズガラスで作られる方は記事を参考にしてガラスを用意。