朝顔のサンキャッチャー
ステンドグラスのカット済みキット、朝顔のサンキャッチャーカット済みキットのご紹介です。
赤紫とターコイズブルーのお花と紺色のつぼみ、葉っぱを散りばめたデザインです。下部は弦のイメージでツイストワイヤーをぷらぷらとさせております。
28ピースと少し多めの作業量となっており、サイズは麻紐と下部のワイヤー箇所を含めないで長さ15㎝程になっております。
バテで気味でキットの投入が季節的に遅れちゃいました|ω・)(言い訳)。
使用ガラスのご紹介
サンキャッチャーなので透過して綺麗な色合いのターコイズブルーから選び、あとちょいちょいと選んでいきました。ご自分で作られる場合はお好きな色合いや手持ちのガラスの組み合わせるだけでなんとかなるものです。
お花とつぼみにはウィズマーク社のイングリッシュマッフルを使用。ぽこぽことした凹凸が光を浴びてキラキラと光ります。
葉で使ったガラスもウィズマーク社のイングリッシュマッフル2種です。
花の根元、がくにはココモ社のガラスを使いました。
背景はクリア色でもよかったんですがイングリッシュマッフルの淡いグリーンを使用してみました。
制作工程
カット済みキットをご利用いただいている方に少しでも参考になる制作工程をお届け出来たらと思います。
こちらのキットにはガラスピースとワイヤー金具、図面が2枚入っています。ガラスはガチャガチャしないように粘着剤で固定しておりますので一枚ずつ取り外し、粘着剤を軽く取ってから銅テープを巻き、もう一枚の図面に置く感じで進めていってもらったらよろしいかと思います。
すべてピースに銅テープを巻いていきます。銅テープは私の標準扱いの3/16のブラックフォイルで巻いております。細いラインがお好きな方はもう一段細いテープで巻いて良いと思います。
すべてのピースに銅テープが巻けたらハンダ作業に入ります。まずは仮止めで隣接している箇所を動かないように止めていきます。フラックスを塗るのをお忘れなく!
銅線パーツはコーティングをしてから本体に取り付けてもよいのですが一緒にやってしまったも特に問題はありません。ツイストワイヤーは別にコーティングをしたほうがよいです。
仮止めができたらハンダを盛っていきます。少しふっくらする程度に盛ると見栄えがよいとされております。表が終わったら裏面も行います。
銅線パーツも塗り残しのないようにしておきます。銅線全体に熱を入れるとぽろっと取れてしまうので冷ましながら部分的に作業を行うとよいでしょう。
表→裏→とできたら側面の作業を行います。側面は角度をこまめに整えながら軽~く盛っていくと見栄えの良い仕上がりになります。難しいようなら薄く塗っておくだけで問題ありません。側面がおわったらもう一度裏表を整えます。
大体こんな感じになっていれば大丈夫です。
ツイストワイヤーのコーティングをしておきます。綺麗に溶けないようならフラックスをこまめに塗ってください。
うまくいかない場合に持ってもらうイメージとしては
1、とりあえずゴテゴテでよいので塗り残しのないように全体をハンダする。
2、フラックスをもう一度塗り、上から下に余分なハンダを一気に溶かしながら落とす。ハンダが流れる力を利用するとなめらかな仕上がりになります。
※銅線はとても熱くなるため必ずラジオペンチなどをご利用ください。
銅線のリングがハンダで閉じてしまったらニッパーで切れ目をいれておきます。
リングを開きツイストワイヤーの上部に通します。
本体、ツイストワイヤーと完成しましたので洗浄と染色作業を行います。シルバーのままが良いならそれでも問題ありません。ワックスも忘れずにかけておきます。
ワックス処理を終えたらツイストワイヤーを本体に取り付けて完成となります。
よかったら付属の麻紐を適当な長さに切って取り付けてください。
太陽の光があるところに飾るとよいでしょう。
透明系のガラスを使って作っているため壁に飾るとくすんでしまいます。
とりあえずこんな感じのキットに仕上がりましたのでご紹介させていただきました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
まとめ
- カット済みキットでは道具、消耗品(銅テープ、薬品、はんだ等)は含まれていないので別に用意する必要がある。キットはこちらから
- コンパクトサイズガラスで作られる方は記事を参考にしてガラスを用意。