ステンドグラス材料販売、ランプ、パネル、小物、テラリウム等の制作

 W3-Stained Glass

雀と桜の吊り下げ飾り

雀と桜のデザインの吊り下げ飾りのご紹介です。こちらは不透明系ガラスで制作しておりますので窓際、壁とどちらに飾っても大丈夫です。

雀は2種の茶色と白、くちばしに淡い黄色のガラス。桜の木に淡い琥珀色、桜にはピンクのガラスを選択しました。桜の花は一輪段違いに固定することで下部の桜の花の強度を上げております。

こちらはカット済みキット、ステンドグラスキット(カットなし)の両方で販売しております。よかったら制作してみてくださいね♪

雀と桜の吊り下げ飾り
カット済みキット
カット済みキット
ステンドグラスキット(カットなし)
ステンドグラスキット(カットなし)

使用ガラスのご紹介

今回使用しているガラスはすべて不透明のOP(オパールセントガラス)と呼ばれるものです。OPガラスについては「犬と花のステンドグラス飾り」で簡単に説明しましたので割愛させていただきます。

では簡単に使用ガラスのご紹介。雀の頭部はKO125、羽根はJY00-800のガラスを選択。これは光を通した時のバランスが良かったためです。

おなか部分はKO120の白、くちばしには淡いイエローのJY00-600。桜の木にはKO104の乳白色のアンバー、桜の花はJY-900のガラスを使用しました。

KO125
KO125
JY00-800
JY00-800
KO120
KO120
JY00-600
JY00-600
KO104
KO104
JY00-900
JY00-900

ほんとは桜の木にJY00-800を使用するつもりだったのですが、雀にあてがう予定だったガラスを光に透かすと他のガラスとの光の抜け感がどうも気に入らなかったため全体的に再配置したらこうなってしまいました(笑)

光を通さないで見る反射光だけでガラスをチョイスするとよくやってしまいます。ステンドグラスは光を通して色を見ないと中に練り込まれた色合い等が出てこなかったりしますので、ガラスの色合いを見るときはガラス越しに光源がある状態の透過光で確認しないといけません。

制作工程

制作に慣れている方には簡単に作れると思いますが、カット済みキットで制作される方のために画像多めでポイントを押さえて説明をさせていただきます。

袋から出すとこのような感じになります。

制作工程1

銅テープをすべてのピースに巻いて行きます。一つ巻いては元の位置に戻すを繰り返します。

制作工程1

目は付属の丸型銅テープパーツを位置を見て貼り付けてください。できたらはんだ作業の準備に入ります。

制作工程1

まずはフラックスを塗って仮止め作業です。隣接する箇所を点付けで止めていきます。ポイントとしては桜の花は本体と分けて作るため離して仮止めを行うことです。

制作工程1

仮止めができたらはんだを盛ります。表→裏→側面とはんだを盛っていきます。桜の花も同様に仕上げておきます。

制作工程1

目にもはんだを落としておきます。少しだけ多めに点付けするイメージです。

制作工程1

本体に金具を取り付けます。銅線パーツはコーティング作業を行っておきます。まずは下図のように1点止めます。

制作工程1

開いている銅線パーツをラジオペンチできゅっと締めます。あとは締めたところをはんだで止めておきます。

制作工程1

これで本体と桜の花パーツが完成している状態になります。

制作工程1

全体を組んでいきます。桜の花パーツを一つ桜の木に止めてください。

制作工程1

次に余っている桜の花パーツを下図を参考に本体に乗せます。そして仮止めが行える箇所をはんだで止めていきます。表は少量、見栄え重視。裏はしっかりと止める感じです。

制作工程1

あとはパティーナでお好みの色合いに仕上げ、ワックス処理をして完成となります。

制作工程1

付属の麻紐で吊るすかリボンなどがあればそういうので飾ってもかわいいですね!

それではお読みいただきありがとうございました。

制作工程1

まとめ

  • カット済みキットでは道具、消耗品(銅テープ、薬品、はんだ等)は含まれていないので別に用意する必要がある。キットはこちらから
  • ノーマルキットではガラスカットから作業することになり、ガラスカッターとルーター等の道具が必要になります。またこちらも消耗品は含まれておりません。ステンドグラスキット(カットなし)はこちら
  • コンパクトサイズガラスで作られる方は記事を参考にしてガラスを用意。