明けましておめでとうございます
大変遅くなりましたが明けましておめでとうございます。元気です(笑
まあ元気なんですが寝正月で太ってしまったのでダイエットを少々って感じでしょうか…。
とりあえず細かいものは作れていないのでお茶を濁す感じで去年の末に作ったご依頼品のランプ用グラスタイルのご紹介でも。
ランプ用グラスタイル、一体なんのこっちゃねんと言われそうです。
これは以前お買い上げいただいたランプ用に下敷きがほしいとのことでした。
金属、木製等で作ることも一応考えましたが、うちはステンドグラス屋。
最終的にフォトフレームを見て「こういう感じでいいかもしれないですね」ということに落ち着きました。ガラス素材の上に金属ベースを置くと地震時等で滑ることが考えられるため、グルーガン等で固める方向で。
制作期間はいつでもいいですよ、とありがたいお言葉を頂いておりますが他にも頼まれごとがあるため、かかっとやってしまいます(*^-^*)
使用するガラスは透けて色が綺麗にでるわけではないということの了承を得たうえで透明系ガラスをチョイス。デザインは既存のフォトフレームのデザインを改修してこのような感じで。
![ステンドグラス下敷きの図面](picture/20191227a.jpg)
中央は約20㎝角のスペースにしました。ガラスにベースの重みがかかるのでなるべく厚いほう良いとの判断で4㎜規格のガラスを選択。強度を考慮して外周のガラスチップ付近に補強を入れておいたほうがいいかなー、という感じで制作をスタートしました。
ぱぱっとガラスを切って銅テープを巻いていきます。
![ステンドグラス下敷き制作1](picture/20191227b.jpg)
今回補強用に下の図のような銅のストリップスという物を使います。ストリップスというのは引き割りとか薄く細い形状のようなものを指す言葉なんでしょうかね。銅テープ制作のステンドグラスの補強用アイテムとしてよく使われるものです。
![ステンドグラス下敷き制作2](picture/20191227c.jpg)
補強の入れ方も色々あると思うのですが今回はあくまで小物。持ち上げようとして壊れない程度の強度があれば大丈夫かなと思います。
![ステンドグラス下敷き制作3](picture/20191227d.jpg)
5㎝弱くらいに切って強度の要になる箇所の隙間にストリップスを挟み込みます。
![ステンドグラス下敷き制作4](picture/20191227e.jpg)
ラインが崩れやすいので注意をしつつ、はんだを盛って埋め込みます。
![ステンドグラス下敷き制作5](picture/20191227f.jpg)
はんだ作業終了。フラックスをしっかり落とし洗浄をします。
![ステンドグラス下敷き制作6](picture/20191227g.jpg)
フォトフレームはシルバー仕上げでしたが今回は黒染めです。ブラック仕上げにしたらワックスを塗り完成です。
![ステンドグラス下敷き制作7](picture/20191227h.jpg)
ちなみに光をいれたらこんな感じです。了承済みとはいえ正直光を入れるほうが綺麗ですね…。
ではでは今回もお読みいただきありがとうございました♪本日はここまで~。
本年もよろしくお願いいたします。
![ステンドグラス下敷き制作8](picture/20191227i.jpg)
追) 実際に使用した感じのイメージ図
![ステンドグラス下敷き制作9](picture/20191227j.jpg)