キューブ型キャンドルホルダー
コンパクトサイズガラスで作れるシンプルなキューブ型キャンドルホルダーのご紹介です。直線カットだけでできるデザインなのでガラスカットの練習や立体のはんだ付けの入門に向いています。
すべての面が同じサイズなので縦模様や横模様を換えてみてお好きな配置にすることが可能です。色々作ってみてもおもしろいかもしれませんね♪
カット済みキットの販売の準備もしておりますので立体小物の制作体験としてもご利用いただけると思います。
使用ガラスのご紹介
今回はライトブルーとバイオレットのタイプとレッドとアンバーのタイプを作ってみましたので使用したガラスを紹介してみようと思います。
側面のクリアガラスには綺麗なお花のデザインの型押しガラス、F-01を使用。光が当たるとキラキラ光って綺麗です。
底のガラスはアルトドイッチェと呼ばれるフランスサンゴーバン社のパターンガラスSG-TC182を使用。こちらも側面に使っても綺麗なガラスなのですが、底に使うのにちょうどいいサイズがあったためこちらを採用。
こちらがライトブルーとバイオレットのタイプに使用しているガラスです。いずれのガラスも旧スペクトラム社のウォーターガラスと呼ばれるものです。水面の波のような模様が特徴でゆらりと透過した背景が綺麗です。
レッドとアンバーに使用しているガラスはこちら。よく使っているガラスなので先日もご紹介したものなのですが再びご紹介。赤いガラスは旧スペクトラム社の定番デザインのガラス、少し波打ったテキスチャーが特徴のラフロールと呼ばれるものです。
アンバー、琥珀色に使用しているガラスはウィズマーク社のイングリッシュマッフルと呼ばれるガラスです。ポコポコとしたやさしい丸い凹凸模様と艶のあるガラス面が特徴です
制作工程
制作手順を軽く追ってみようと思います。コンパクトサイズガラスをカットして作られる方もカット済みキットをご利用の方も参考にしていただければと思います。
とりあえずカットと研磨の作業は省略。図面通りに作られたものがこちら。カット済みキットの方はこちらの状態でスタートとなります。
銅テープを巻いていきます。今回使ったクリア系のガラスは2種とも4㎜規格になるため7/32のコパーテープを使うとちょうど巻きやすいサイズになると思います。他の色は3/16でよいと思います。
すべてのピースにテープを巻いたらはんだ作業にはいります。
図面通りにならべて裏表はんだ付けをします。裏のはんだはあまり盛り上げないほうが後で組み立てる時にやりやすいかもしれません。終わったら一度洗ってフラックスを落としておきます。
組んでいきます。セロハンテープやビニールテープ、マスキングテープ等を利用して綺麗に形作ります。側面を裏向きに4枚並べてテープでつないでいきます。そして立ち上げた結果がこちらの画像。
なるべく正方形を意識して上下点付けで仮止めをしておきます。正方形を作るために底のピースを放り込んでおいても構いませんが底のピースは次の作業で付ける説明をするため、まだはんだがつかないように注意をしてください。
そして底のピースの止め方です。適当なテープで"渡し"を作ってあげます。いい位置で仮止めをしたらすべてのテープをはがしておきます。
まずは裏のはんだ作業して出来たら表の辺の処理をしていきます。水平を意識して一辺ずつはんだをしていきましょう。
むずかしいとよく言われる角の処理です。角になる箇所を上向きに置き、はんだを少し付けたはんだごてをぽこんと差し込んでなじませる感じでしょうか。上手にできている方のを見て参考にするのが上達の近道ですね。
洗ってワックスをして完成です。ブルーのタイプはシルバー仕上げにしてみました。
さらに色々面の向きを変えて制作してみました。縦向き、横向き、バラバラタイプとなんか一見同じなんですけどちゃんと見ると違った仕上がりで面白いですね。
そしてレッドとアンバータイプの物も3種作ってみました。まあこのような小物は余ったガラスでできるため色々な色を使ってみても面白いかもしれませんね!
まとめ
- コンパクトサイズガラスで作られる方は記事を参考にしてガラスを用意。
- カット済みキットは道具、消耗品は含まれていないので別に用意する必要がある。キットはこちら