ステンドグラス材料販売、ランプ、パネル、小物、テラリウム等の制作

 W3-Stained Glass

クマのステンドグラス

コンパクトサイズガラスで作れる飾り物、クマのステンドグラスのご紹介です。昔作ったデザインから少し変更しており、小さな椅子などにも置きやすくて飾りやすい形に変更しております。

クマのステンドグラス

カット済みキットもご用意しておりますのでガラスカットができない事情がある方はご利用いただけたらと思います。STORESにて販売しております。

使用ガラス

クマのステンドグラスに使用しているガラスは2種類の不透明系ガラスです。クマのベースカラーに使用しているガラスはホワイトとアンバーの流れのガラス。

こちらはSPF315-1S、旧スペクトラム社のガラスからオーシャンサイドグラスタイル社に変更されてから作られたガラスになります。SPF規格なので膨張係数96のガラスフュージングにも使えるよう仕様になっております。

リボンに使っているガラスも不透明系でレッドとホワイトの流れ、ガラスコードはSP357-1Sです。こちらも旧スペクトラム社のガラスになりますがこの記事を書いている段階ではまだSPFの規格ではありません。

SPF315-1S
SP357-1S

クマのステンドグラス制作工程

ガラスカットから作られる方は型紙を切り分けガラスの流れを意識しつつカットをしていきます。全体的にカーブが多いので一気に研磨せずに丁寧に合わせていくことが大事です。

クマのステンドグラス袋詰め

研磨作業も終わったら3/16の銅テープ、もしくは※さらに幅の狭い5/32の銅テープで巻いてもいいでしょう。カット済みキットの方はこちらの銅テープ巻きからの作業になります。

※常設販売はしておりませんがEB11/64(約4.3mm)という3/16と5/32の間の規格の銅テープがあります。問屋さんで販売はしておりますので取り寄せ可能です。

クマのステンドグラスに銅テープを巻く

小分け袋から目と鼻のパーツを取り出し任意の箇所に貼り付けます。ご用意できるならばエタノールなどでしっかりと脱脂をしておくと付きがよくなります。貼りつけが終わったらはんだ作業の準備をしておきます。

クマのステンドグラスに銅テープを巻く

まずは全体が動かないように仮止めをしていきます。点付けで適当な位置を止めていきます。

クマのステンドグラスのはんだ作業

仮止めが終わったらはんだを盛っていきます。目と鼻以外の箇所を終わらせます。

クマのステンドグラスのはんだ作業

目と鼻の箇所をはんだで軽く盛ります。フラックスを薄く塗りはんだを適量(かなり少な目で)目の箇所に一瞬だけつけて盛り上げてください。

※銅テープパーツの貼り付けは取れやすく、場所によっては熱割れを引き起こします。ご自分のオリジナル作品等の参考にされる場合は対策を考慮してください。

クマのステンドグラスのはんだ作業

表面のはんだが終わったら裏面、側面と仕上げていき最後にもう一度表面のチェックをして見栄え良くしておきます。

クマのステンドグラスのはんだ作業

吊り下げができるように金具を取り付けます。小分け袋から銅線パーツを取り出しはんだでコーティングをしておきます。コーティングができたら下図のようにラインに沿って配置し溶かしこんでなじませます。両方付けたらはんだ作業は終了になります。

クマのステンドグラスのはんだ作業

しっかりと洗浄をし水分を拭きとったらはんだ箇所を任意の色に染色をします。特にこだわりがなければ黒色に染めておくといいでしょう。

クマのステンドグラス完成

染色作業が終わったらワックスを付け、余計な油分をキッチンペーパーなどで拭き取っておきます。吊り下げる場合は麻ひもを適当にくくり飾ってみてください。

クマのステンドグラス完成
クマのステンドグラス完成

まとめ

  • コンパクトサイズガラスで作られる方は記事を参考にしてガラスを用意。
  • カット済みキットは道具、消耗品は含まれていないので別に用意する必要がある。
  • カット済みキットはこちら