鏡の作品制作について
ステンドグラスの小物作りで鏡を材料として使うことはよくあることです。ただ鏡を使った作品はトラブルが多く、そして目立ちやすいため特に注意が必要になってきます。
こちらではどういった点に気を付けて作業を行ったらいいかを少し紹介して見ようと思います。

小さい傷が目立ちやすい
クリアガラスで小物を作った場合でもそうなのですが、作品が仕上がってから小さな傷を見つけてがっかりとすることがあります。そうならないようになるべく注意をして対策をしておきたいですよね。
まず傷がつくケースとして考えられるのは、ガラスの持ち運びの際にこすれたりした場合、また小さなガラス屑の上に鏡やクリアガラスを置いてスライドをする行為をした場合です。
スライドをする行為なんかをするわけがないと思うかもしれませんが、ガラスカットの時に、またルーターで研磨をしている時にガラス屑が下にあることに気が付かないままスライドをする行為は行われています。

100%の対策なんて当然できませんが少しでも傷がつく確率が減るように、カットの合間にこまめにホウキで掃く、ルーターの作業板も洗ってガラス屑や目詰まりも丁寧に取り除いておく、ガラスを持ち運ぶ際は緩衝材を挟むようにするといった割と当たり前の行為が大事だと思います。
鏡の金属部分の腐食
なんの対策もせずに鏡を使ってステンドグラスを作った場合、数ヵ月も経たぬうちに鏡部分に黒い染みのようなものが広がっていくのが確認できると思います。
鏡はガラス+金属膜+コーティング面で構成されていて間の金属膜にはんだ作業で使われるフラックス液がついてしまうと腐食してしまいます。
予防方法として金属膜にフラックス液が直接触れないようにガラスの側面にコーティング膜を作るという方法があります。
うちでコーティング膜としてよく使っているものは鏡メーカーさんが開発したミラーガードペンという商品です。

このミラーガードペンはささっと濡れて楽なんですがちょっと試したい程度だとコストは高めなんで手軽な代用品として100円均一などで売っているネイルマニキュアのトップコートなんかお勧めです。


ミラーガードペンでもマニキュアでも実際塗る前に軽く面取りをして整えてから塗布したほうがいいでしょう。ほんの少しの塗れていない個所から腐食は広がるためです。乾燥したらコーティング面ごと銅テープで巻いてしまいます。

コーティング面の銅テープ巻きで大事な点は貼りなおさないように1回で巻くことを徹底することです。理由は単純でせっかく塗布したコーティング膜が銅テープの粘着剤で取れてしまうためです。

あとフラックスは必要以上にべたべたつけない等、細かい注意点はありますが大体こんな感じでポイントを押さえておけばトラブルに合う確率もぐっと減るでしょう。あとは慣れるしかないのでがんばってみてください♪
2019/01/24